全農
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JA鹿児島いずみ
出向く担当者のメンバー

国産を食べる選択が
地域社会の未来につながる

 燃油価格の高止まりや肥料などの生産資材の高騰により、生産コストが物凄く上昇しています。さらに高齢化による離農者の増加、後継者不足と課題が山積しているのが農業の現状です。労働不足による生産力低下に対処するため、行政と連携して新規就農者の確保や育成に力を入れています。
 野菜の価格が少し上がるだけで、テレビのニュースなどで大騒ぎする報道をよく目にします。しかし、最低賃金や物価が昔と比べて随分と上がっている中で、野菜の平均単価は何十年もほぼ変わっていません。価格が上がる主な原因は、生産コストの価格転嫁ではありません。多くは不作が要因で生産者だって苦しいわけです。農業は生活者のみなさんが思っている以上に大変な職業で、苦労して安心安全な農産物を生産・供給していることを知っていただきたいです。田んぼや畑は何もない場所ではありません。貴重な食料を生み出す場所であり、自然環境の保全や防災にも重要な役割を果たす場所です。食を守り、地域社会の安全を守るためにも、国産をたくさん食べていただき、農業経営の安定に協力していただければと思います。