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鹿児島県を巡る
「日本一」に出会う
取材先:JA鹿児島いずみ
鹿児島県の北西部に位置する出水市、阿久根市、長島町のエリアは、東シナ海に面した薩摩の北の玄関口であり、古来より海と陸の交通の要所として栄えた歴史を有しています。交流や交易は、日本国内だけではなく東アジア諸国や中国大陸とも盛んでした。東シナ海と八代海に囲まれた離島・長島では、中国大陸からもたらされたみかんの樹から偶然に「温州みかん」が誕生したと伝わります。温州みかんは現在の日本で一番多く生産されている小型柑橘類です。

このエリアでは他にもいくつもの日本一に出会えます。例えば出水市は1万羽以上のツルが越冬する日本一のツルの渡来地です。日本一大きな鈴や地蔵様などの他、日本最大級の武家屋敷群もあり、貴重な観光資源として地域住民に保存されています。農業分野では和牛日本一に輝く鹿児島県において「出水の和牛」が県内大会で4連覇。さらには、阿久根市で誕生した「大将季(だいまさき)」、長島の独特の赤土で育つ「赤土バレイショ」など、有力な特産品を新たな日本一にしようと、地域の生産者や関係者が日々懸命に、農業に向き合っています。

