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大阪府を巡る

大阪の美味いが実る
泉州・南河内地区

取材先:JA大阪泉州・JAいずみの・JA大阪南

 大阪府の最大の繁華街、梅田エリアから電車で1時間圏内に位置する府南部の泉州・南河内地区。大阪湾に浮かぶ関西国際空港を臨む沿岸部の平地から、南西に進むに従い増えてくる丘陵地などを経て、奈良県や和歌山県の境にそびえる山々に至るまで、起伏に富んだ地形を有しています。日本第二の都市・大阪のイメージとは異なり、自然豊かでのどかな場所も多く、色濃く残る地域の歴史や文化、水路やため池といった農業遺構などと、今の暮らしが融合する姿は両地区の特徴です。

 古墳時代から人々の営みの足跡が数多く残る両地区は、中世から近世にかけては、国内最大の貿易港・堺や天下の台所・大坂など、人と物が行き交う歴史の舞台を、食料供給地として支えていました。現在も、この両地区は大阪府の農地の約6割(泉州:約39%、南河内:約22%)を占めています。また、都市近郊型という立地を生かした収益性の高い農業で、泉州地区だけでも大阪府の約半分の農業産出額を担います。過去から脈々と続く農と都市、生産と消費の共存による独自の歩み。その蓄積の上に立つ現在の生産者が、いくつもの挑戦を続けながら、「大阪の美味い」を生み出す農業を未来に継承しています。

【今回の取材エリア】JA大阪泉州:阪南市・泉南市・泉南郡岬町・泉南郡熊取町・泉南郡田尻町・泉佐野市・貝塚市\nJAいずみの:岸和田市・泉大津市・高石市・泉北郡忠岡町・和泉市\nJA大阪南:富田林市・羽曳野市・大阪狭山市・藤井寺市・河内長野市・南河内郡河南町・南河内郡太子町・堺市美原区・南河内郡千早赤阪村