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 2019年5月に豊橋市東七根町でオープンした道の駅「とよはし」。豊橋・田原市の生産者から旬の農産物が届く愛知県下最大規模の農産物直売所「あぐりパーク食彩村」と、豊橋市の特産品を扱うコンセプトショップや飲食店、各種アクティビティを紹介する情報提供コーナーからなる地域振興施設「Tomate(トマッテ)」を核に、豊橋の魅力をさまざまな角度から発信しています。

 当施設の運営で重視されているのが「デザイン経営」です。施設内を見てもロゴマークをはじめ、施設全体が洗練されたイメージで統一されています。道の駅に「デザイン」を取り入れた背景には、「道の駅に対する『田舎臭い』イメージの払拭が理由の一つ」と、道の駅「とよはし」の吉開仁紀副駅長は語ります。
 「道の駅には農産物をはじめ、たくさんの地域資源が集まります。しかし、そもそも注目されない、人が集まらないでは食べてもらえません。単に格好を良くするのではなく、デザインの力を借りて産物のストーリーを感じてもらうのが目的です。我々は生産者が丹精を込めて育てた美味しい農産物の魅力を伝える最大限の努力をしたいと考えています」
 豊橋市はその名の通り、山も海もありとても豊かな地域。しかし一方で、豊橋には何もないと言う人も多いそうです。吉開さんは道の駅の運営を通じてその意識を一つでも変えたいと語ります。
 「地元を自慢できる人を増やしたいんです。だから、一つでも多くの特産品を発信したいですし、道の駅自体が豊橋の自慢の一つになるよう、これからも知恵を絞りたいと考えています」。

道の駅「とよはし」
道の駅「とよはし」
道の駅「とよはし」Webサイトはこちらから
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