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生産者の声 連島レンコン
高橋幹雄さん(37歳)
岡山県倉敷市連島町
レンコン生産者

目指すは地元の誰もが
自慢できる特産物!

 私達が手掛ける連島(つらじま)レンコンは、明治後期から先人達が努力と工夫を重ねてきた当地を代表する作物です。ブランド名につく「連島」は町名で、その字が示すように、元々この辺りは海で多くの島が連なっていました。江戸時代から干拓事業が本格化して農業用地が広がる中で、粘土質の地層を生かした稲作やレンコンが根付いたと言われます。現在では、西日本有数のレンコン産地に成長しています。

 私の夢は、「連島には何があるの?」と聞かれた時、連島町に住んでいるすべての人が「レンコンがあるよ!」と答えるようになることです。だから、地元のパン店やお祭りの運営組織などから、レンコンを利用した新規メニューを作りたいという話が出た時は、食材を提供して積極的に参加。地元JAが地元企業と組んで雑誌の企画で連島レンコンの歴史を紹介すると言えば、生産者としてインタビューに協力しました。この取材を引き受けたのも、連島レンコンを一人でも多くの人に知ってもらいたいという想いからです。近年は嬉しいことに地元での認知度は上がり、小学校の食育・農業体験にレンコンを取り上げてもらう機会も増えています。地元の人が知ってくれる、食べてくれることは、やる気につながるんですよ。連島レンコンの明るい未来をつくり後継者がたくさん現れるよう、生産活動に一所懸命になるのはもちろんのこと、PR活動のお手伝いもコツコツと積み重ねていきたいと思います。


連島レンコン

 肉質が柔らかく粘りがあり、天ぷらや団子、ハンバーグなど、さまざまな料理に利用されています。高橋さんは「天ぷらにして塩で食べるのが一番好きですね」と語ります。

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