全農
Instagram
TACブログ
おもちでカーテン?
2011.01.31

まいどさん。 JA石川かほく 櫻井です。 私の日々訪問している瀬戸町農産物加工生産組合では 大寒が過ぎたころから、「かきもち」作りがピークを迎えています。 かき餅はレンジでチンしたり、油で揚げて食べるとおいしいのですが、 近年では、お菓子を食べたいと思えばスーパーやコンビニが身近にあったり、 チョコレートやスナック菓子などが豊富にあることにより、 かきもちのような昔から伝わるお菓子を食べる機会が、めっきり減ったと思います。 ■『かきもち』とは?? お正月に食べるお餅と、どこが違うかというと 塩を少しと、砂糖をたっぷり入れて餅を搗き、 約1ヶ月半の期間乾燥させることによって、消費者にお届けされます。
■作業工程は・・・
(1)もちを搗き型枠に入れて硬くなるのを待ちます。
0131image0011.jpg
(2)硬くなったら4ミリ位に薄く切ります。
0131image0031.jpg
(3)薄く切ったかき餅をヒモで編んでいきます。 (当JAの広報担当が挑戦しましたが、難しかったようです。)
0131image005.jpg
(4)ヒモで編んだかき餅を長期間乾燥させます。 (お餅で作ったカーテンのようです。)
0131image007.jpg
■この乾燥が一番難しい作業です。 なぜなら、1ヵ月半乾燥させている間は扇風機や除湿機などを使って 湿度調節を行なっています。 ですが、湿度が高ければカビが発生しますし、湿度が低すぎたり、 直射日光があたったり、風が直接当たってしまうと割れてしまって 商品価値がなくなるということで、わが子を育てるように気を使いながら 製造する加工食品であることを実感しました。
かほくの特産物はこちらまで・・・http://www.is-ja.jp/kahoku/