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柿の木いため
2011.01.17

まいどさん。 JA石川かほくの櫻井です 日本全国に寒波が襲来した16日に、 石川県かほく市の特産である、紋平柿の豊作を願う「柿の木いため」が 同市瀬戸町で行なわれました。 この柿の木いためは、瀬戸町に藩政時代から伝わっているもので、 一時途絶えた後、紋平柿団地の造成をきっかけに 昭和58年に復活した伝統ある風習です。 瀬戸町農産物加工生産組合(かぶら寿司を作っている組合)の高崎組合長が、 なたで木の幹に傷をつけ 「(果実が)なるか、ならぬか。ならねば切って燃やすぞ。」と 脅かしながら木に語りかけると、 柿の木になり代わって小学生8人が 「なります。まります。」と 元気いっぱいに、大きな声を上げながら柿の木の周りを走っていました。
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(なたで柿の木を傷つける様子)
そして、6年生の児童が木をいたわるように、ぜんざいの汁ともちを傷口に塗りました。
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(傷口にぜんざいと、もちを塗る様子)
このように伝統ある行事に参加し、 あらためて「農業」は計画的に大量生産できるものではなく、 自然(天候)に大きく左右されるもので、 一年一年が、新たな気持ちでスタートする仕事であることを感じました。 また、小学生の子供たちには地域の特産物を勉強する 良い食育の場になったのでないでしょうか。
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(柿の木いための後で、ぜんざいをいただきました。)
かほくの特産物はこちらまで⇒http://www.is-ja.jp/kahoku/