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【たまねぎ移植作業たちあい】
2010.12.14

いつもすんません。 滋賀県JAグリーン近江の姫野です。 今回は、訪問先の農家さん(営農組合)のほ場にて、 今年から新たに取組みがはじまった タマネギの移植作業が行われるということで、訪問いたしました。 滋賀県では、水田の有効活用に園芸作物の提案を推進しており、 とくに集落営農向けの作物で、今回のタマネギなどをおすすめしています。 …ざっくりいいますと、田んぼで稲を刈り取ったあと、 春までそのままにしておくのはもったいないので、 田を乾かし、同じところでタマネギを植えて 春に収穫しようという取り組みです。 この日の作業は、県行政・JA・管内集落営農役員さんなど30名が 集まる研修スタイルでした。
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(研修のようす)
半自動の移植機(㈱ヤンマー農機関西さんの)を用いて、 苗(は種後約60日)のタマネギを1反(約1,000㎡)分、定植しました。 「半自動」は、少しだけ農家さんの手作業が入るものとなります。 手作業するのは、苗を移植機のポットに入れる部分です。 このひと手間で、全自動の機械で起こりやすい「播きわすれ」のリスクが減るのです。
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(半自動移植機のポット。ここに苗を入れていきます)
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(移植するタマネギ苗。2ヶ月間ハウスにて育てたものです)
1反分で苗を万単位で植えるそうです! コツコツ根気のいる作業ですよね。
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(左右からポットにどんどん苗を入れていきます)
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(3人がかりで前へ、前へ)
1畦1往復で40分ほどかかりました。 また、畦にマルチ(ゴミ袋みたいな素材のシート)をはっております。 これをはっておくことで雑草が生えにくく、除草作業の手間が減り、 農家さんの負担を減らす効果があるそうです。
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 (きらきら光るのがマルチです。逆光に映る私とともに)
作業は強風でマルチがめくれるハプニングなどがありましたが 時間どおり終了しました。
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(移植されたタマネギ。収穫は来年6月頃♪)
今回作業されました、(農業組合法人)市原地区布引営農組合さんは  米・麦・大豆をはじめトマトやメロン、花なども栽培されています。 約400haもの広大な面積を取り組んでおられます。 こちらもどうぞ ⇒ 市原地区布引営農組合ホームページ
おまけ、 今年の紅葉の様子を少しだけ。 訪問先エリアに永源寺という紅葉の名所が近くにあります。 1214image015.jpg
今はもう見ごろのピークは過ぎました。 葉も落ち、いよいよ冬ですね。 また次回旬のあの素材をご紹介します♪