まいどさん! JA石川かほくの櫻井です。 石川では、10月末になり肌寒い日が続くようになってきました。 みなさん、寒い季節は好きですか? ウィンタースポーツを楽しむ方は、雪が降らないと出来ないので 寒いほうがよろしいかと思いますが・・・。 石川の「寒さ」というのは、冬の味覚に欠かせない重要な環境なのです。 みなさんは、石川の冬の伝統料理で「かぶら寿司」という料理をご存知ですか? お寿司屋さんで握ってもらう寿司ではなくて、 米麹を使った「なれ寿司」の一種でカブの漬物に魚を挟み込んだ、 江戸時代から伝わる伝統発酵料理なのです。 今日訪問した、瀬戸町農産物加工生産組合は、手作りにこだわった、 添加物を使わずにかぶら寿司を作っている加工組合です。
ここのかぶら寿司の特徴は、カブも米麹もすべて手作りで 行われいるということです。 県内でもいろいろな会社や法人がかぶら寿司を製造していますが、 おそらくカブの栽培から、漬け込み作業、販売と一貫している所は 数少ないと思います。 今日は、かぶら寿司の原料になるカブの間引き作業 (カブを大きくするために邪魔になるカブを引っこ抜く作業)と、 追肥作業(カブを大きくするために、肥料をあげる作業)にお邪魔しました。
カブは9月7日に播種して約50日経過していて、 ピンポン球くらいに生育していました。 今年の夏は猛暑で、9月の中旬には長雨という、 種まきのタイミングや発芽後の管理は苦労したと言っておられましたが、 あと1ヶ月くらいで1キロくらに成長し、漬け込み作業に入ります。(お楽しみに・・・!) さらに今日は、地元の特産品という事で、出荷まで約1ヶ月となったので 地元ケーブルテレビの取材が来ていて、組合長さんが今年のカブの出来具合や 商品のアピールを宣伝していました!
みのる食堂にもおいしい「かぶら寿司」を召し上げっていただけるように、 組合長はじめ、組合員のおばちゃんが頑張っていますので、 今年の冬は「かぶら寿司」をよろしくお願いします。 (今後もかぶら寿司の新しい情報を更新ていきますのでよろしくお願いします!)